はじめまして。
今日から勝龍寺のブログを始めることにしました。
担当するのは副住職の妻 KAMIKOです。
テーマはHygge-ヒュッゲ-🌿
ヒュッゲとは…ノルウェー語で「満ち足りる」という意味です。
デンマーク人が大切にしている「ヒュッゲ」とは
何か存在する「モノ」ではなく、その場の空気や経験「コト」を表していて
例えば、寒い日に暖炉をたいて家族で過ごす時間だったり、
暖かい紅茶やコーヒーを飲みながら読書をしたり…
日常の中にあるささやかな幸せを意識するかしないかで
人生の豊かさが大きく違ってくるように感じます。
ヒュッゲという言葉を知ったのは、昨年ハネムーンの翌日出雲大社へお礼参りに行く道中のテレビでの特集をたまたま見たのがきっかけでした。
私が目指しているものは、まさにコレだ!と思い、早速願い事を書く紙に
「勝龍寺をヒュッゲなお寺にする」と書いたのでした。
勝龍寺は真言宗の開祖弘法大師 空海が建てたお寺で、かつては99のお堂があったとされていますが、現在残っている観音堂を本堂としています。
京都にある観光寺のように立派なものではなく、住宅街にある小さな檀家寺です。
ですので、今までは本堂を使って何かをするのは檀家さん向けのお勤めや法事のような時だけで、一般公開するのは、ご本尊の十一面観音のご開帳がある観音大祭と長岡京ガラシャ祭りのみ。
私が嫁いで感じたのは、次世代に繋がるお寺作りを今からする必要があるのではないか?ということ。
駆け込み寺という言葉があるように、何かあったら気軽にお寺に人が集まれる仕組みを作りたいと思いました。
そこで去年から本堂を使って切り絵体験をしたり、寺ヨガを始めることにしました。
おかげさまで、今まで勝龍寺にお参りしたことがない方も少しずつですが増えてきました。
厳かでありながら、どこか落ち着くお寺の空間での体験は、まさにヒュッゲと通ずるものがあるのではないかと思います。
これからの時代は、物質的な豊かさよりも精神的な心の豊かさを大切にする生き方にシフトされていくのではないでしょうか?
そんな価値観を持つ人と人が繋がる場所、きっかけになれば幸いです。
後ほど11月に開催する「お寺de Hygge」イベントのご案内もいたしますね。
それでは、今日も心穏やかな1日をお過ごしください♡
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